「ダリズが強すぎる」凱旋門賞連覇に海外称賛、日本馬11・14着には悔しさも

公開日: 2026.10.05 08:19

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アドマイヤテラ

現地10月4日、パリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(芝2400メートル)は、ダリズが2年連続で優勝。日本から挑んだアドマイヤテラは11着、メイショウタバルは14着だった。

M.バルザローナ騎手を背に、ダリズは直線で外から追い上げ、2着ベイシティローラーに1馬身4分の1差。牡馬の連覇は1977、78年のアレッジド以来となる。

英語のReddit掲示板では「ダリズが強すぎる」と王者をたたえる一方、日本の2頭をねぎらう声や、距離・馬場への適性、遠征の組み立て方をめぐる議論も広がった。以下はレース後の実在投稿から選んだ反応。

写真はアドマイヤテラの資料写真(2025年6月1日、東京競馬場)。

凱旋門賞2026の結果に、海外掲示板の反応

「強すぎる」ダリズの連覇に称賛

ダリズは強すぎる。残り800メートルではカルパナが対抗すると踏んでいたけど、離されてしまった。でも、その2頭以外で誇らしく思えたのはダイヤモンドネックレス。侮れない存在だよ。
牡馬が凱旋門賞を2回勝つのは、1977、78年のアレッジド以来!

48年ぶりだよ。

ダリズ、本当にすごい!

ダリズって、ある意味で牡馬版のトレヴだと思う。

言っちゃったよ。

今日のレースでは、タバルもテラも、ほかの日本馬が出ていてもどうにもならなかったと思う。ダリズが強すぎる。シャティンのロマンチックウォリアーを倒すのが難しいのと同じで、相手がはるかに上だと認めるしかないこともある。
ベイシティローラーは見事なスタミナを見せたけど、今日はダリズが歴史を作った。だからこそ、可能性のある牡馬は3歳で種牡馬入りさせず、成長させてあげるべきなんだよ。(もちろんクールモアのことを言っている。)

日本の2頭にねぎらいと悔しさ

タバルはよく走ったよ。残念ながら残り300メートルくらいで力尽きてしまった。レースを終えた馬たちが、みんなけがをしていないといいな。
↳ まさに普段のタバルらしい走りだった。悪いレースだったわけじゃない。今回は得意な距離の範囲を超えていたんだ。
そこまで驚く結果ではないよ。タバルにとって、あの余分な200メートルは本当に厳しい。正直、勇敢な挑戦だったと思う。
大丈夫。2頭とも力を尽くしたし、タバルがレースの大半で先頭を走ってくれたのがうれしいよ。
「ダリズが凱旋門賞を勝った」って、速報で「空に鳥がいました」と言うようなものだよ。

冗談はさておき、ここに来る前に映像を見たけど、タバルは予想していたような走りだった。スタミナ切れに見えたな。でもテラはどうなったの? あまり見えていなかった。

↳ 「テラはどうなったの? あまり見えていなかった」

テラもかなり前の方にいたよ。ただ、最後に加速できなかった。

外枠からロンシャンの起伏を越えて先頭を取りに行ったことで、体力を消耗したんじゃないかな。得意な距離を超えているのだから、なおさらだ。[抜粋]
接戦にすらならなかったな。あの最後のスパートには、2頭ともついていけなかったということか。

距離とロンシャンの芝をどう見る?

今年の馬場は昨年よりずっとよかったけど、タバルが本当に輝くのは2000~2200メートルだ。2400メートルは少し長すぎる。特にロンシャンではね。
↳ そう。ここで走る前に、2400メートルでどんな走りをするのかは見ておきたかった。netkeibaでその距離のレースとして載っているのはダービーだけで、そのダービーには実際には出走していないんだよね。
それでも、テラがタバルより上の着順だったのは意外。もともとは7、8着くらいになると思っていたから。
↳ その点はまったく驚かないよ。タバルは日本の2400メートルでもスタミナが十分ではなく、ロンシャンの2400メートルなら、さらにスタミナが必要になる。一方のテラは、徹底したステイヤーだからね。
日本で調教された中距離馬には、欧州の中距離戦で必要になるスタミナが足りないのかな、と感じる。スタミナの使い方や地形の性質が違うから、長距離馬に近い水準の持久力が必要になるんじゃないだろうか。

能力の差か、適性の差か。分かれる意見

2頭とも、本当に力を尽くした。最後のコーナーがかなりきつかったね。ほかの馬にかわされると、もうついていけないのが見て取れた。残念だけど、来年こそは。それでもいいレースだったよ。
↳ いや、認めたくはないけど、凱旋門賞のレベルは今の日本競馬のトップを超えていると思う。フェスタがほんのわずかの差で負けたときほど、もう近づけないんじゃないかと不安になる。
↳ 本当に、適性の問題なんだと思う。今の日本で主流なのは大きくて速い馬で、凱旋門賞を勝つタイプとは正反対なんだ。
↳ それもあるね。残念ながら、ロンシャンのダリズは化け物だし、ミニーホークのような強い相手もたくさんいる。凱旋門賞を勝つには、日本勢にとって最も合う馬場になって、相手には合わない条件になるくらいでないと。凱旋門賞はそれくらい難しい。
↳ まさに世界最高峰で、最も名誉あるレースということだね。

日本馬が弱いとは全然思わない。欧州馬と十分に渡り合える。ただ、コース、地の利、適性が重なって、欧州のレースでは越えるのが非常に難しい壁になる。[抜粋]

次の挑戦に向けて、遠征方法にも議論

結局、日本で調教された馬が凱旋門賞を勝つことには、根本的な難しさがあると感じる。競技そのものの性質が違うということなんだ。公道を走らせたとき、フォーミュラカーがラリーカーに勝てるかと聞くようなものだと思う。
↳ どんな形でこのレースに臨むか、どんなタイプの馬を送るかで決まると思う。まず、瞬発力型を送り込むだけでは足りない。そういう能力を狙って生産された欧州馬が相手なら、なおさらだ。キタサンブラックや今年のクロワデュノールのように、しっかり持続して走れる馬が必要だと思う。準備という意味でも、本番前にフランスで1、2回走らせることがもっと重要になる。そうした準備や条件合わせなしで、いきなり本番に送り込める日本馬は、ディープインパクト、オルフェーヴル、イクイノックスのような特別な才能だけだと思う。イクイノックスが凱旋門賞に行かなかったのは、今でも悔しい。
正直、今回のことはどうにも理解できない。

タバルは日本でも2400メートル向きではないと分かっていた。欧州の2400メートルなら、なおさらだし、凱旋門賞では逃げ馬は苦戦する。道悪なら無敵だと本気で信じていたのかな。欧州馬は、そういう条件でかなり頻繁に走っているのに。

[中略]

コックスプレートや新しいバーレーンのG1のような2000メートルのレースにも出られたのに、なぜ負けるためにタバルを凱旋門賞へ送るんだろう。[抜粋]

↳ 日本馬がロンシャンのほかのレースに挑戦するのを、あまり見かけないのはなぜだろう。あそこには凱旋門賞以外にもレースがあるのに。
↳ ガネー賞やイスパーン賞は欧州のシーズンでもかなり早い時期だし、知名度や名誉の面も含めて日本の馬主には魅力が薄いのだと思う。イスパーン賞は、すでにエイシンヒカリが勝っているしね。競馬場はサンクルーになるけど、サンクルー大賞を日本馬の前哨戦に使う案はいいと思う。ニエル賞とフォワ賞は、前哨戦としてそこまでいいとは思わない。

着順だけでは見えない部分も

レースを見ると、着順だけでは少し誤解を招くと思う。全体がかなり接近してゴールしていたから。[抜粋]
↳ そうだね。一方的に大差をつけられたわけではない。事前の見方を考えれば、それ自体が立派なことだと思う。

※英語のReddit掲示板に投稿された個人の感想を翻訳しています(一部抜粋)。距離適性、馬場への対応、戦術や今後の出走先に関する見解は投稿者の意見で、陣営の公式発表ではありません。

写真:nakashi / CC BY-SA 2.0(トリミング:印度孔雀)。写真出典・ライセンスと、レース前の枠順を扱った関連記事は下記リンクから。